ボイスアクティングとリアルな性格描写で創る『SYNCED (シンクド)』の世界

ビデオゲームの歴史には、いくつか異なる方法による発展のタイミングが存在してきた。その中でもボイスアクティングの登場は、ゲームで物語を表現することにおいて、きわめて重大な進歩であった。今やボイスアクティングはAAAタイトルに限らず小規模なゲームでも当たり前のように導入されているが、それが初めて登場してゲーム業界の流れを変えたのは、1983年の『ドラゴンズレア』だ。そして、来たるNExT Studiosのヒーローシューター『SYNCED (シンクド)』を制作中のチームにとっても、ゲームの世界に肉付けするボイスアクティングを重要視する姿勢は変わらない。

Level Infiniteは『SYNCED (シンクド)』パフォーマンスディレクターのダミアン・グッドウィンと膝を交え、説得力のある筋書きと深みのある人物像が、いかにボイスアクティングによってさらに厚みを増すことができるかということについて話を聞いた。偽りのないリアルな性格描写によって、プレイヤーは新しい世界に没入できるという。

「この世界にやってきて暮らすキャラクターたちには全員バックストーリーがある。解きたい謎であったり、メリディアンでやらなきゃいけないことがあったりするんだ」と、グッドウィンは『SYNCED (シンクド)』の登場人物について語った。

「シーズンをまたいで(詳細が)明らかになっていく」ゲーム作品として、今後様々なことを生かし、主人公たちに対して人々の関心を引くことは大いに可能だ。必要なのは、キャラクターに命を吹き込むこと。そして、それは優秀な声優たちの力によって実現する。

「大切なのは、作品のコンテクストを最大限に理解しておくこと。僕たちは声優たちが良い演技をできるように文脈を伝えないといけない。この台詞の直前にあったこと、この台詞の後に起こること、彼らのいる環境や、誰に向かって話しているか、といったことをね」と、グッドウィンは制作過程を説明する。

また登場人物はサイロのような格納庫に暮らしている訳でもない。彼らを囲む世界は、キャラクターがお互いにどのような反応をするかに大きな影響を及ぼす。『SYNCED (シンクド)』の一部を成すナノに対する反応だってそうだ。

グッドウィンにとって、重要なのは「キャラクター自身のことが明らかになり、ニュアンスがうかがえる瞬間」を見つけることだという。それは即座に明らかになることではなく、だからこそキャラクターの自発的な成長が生み出され、プレイヤーも単なる画面上のアバター以上に近い存在として感じられる。そのような「真実と信ぴょう性」を届けようとする精神が、あたかも現実世界で生きているのではないかと信じられるキャラクターを生み出し、没入できるゲームを実現するのだろう。

高評価を得た『Returnal(リターナル)』、そして近年では『As Dusk Falls』に携わってきたグッドウィンは、間違いなくビデオゲームの物語を描く主要な要素としてボイスアクティングを向上させた立役者の一人である。それは『SYNCED (シンクド)』の場合でも変わりなく、特に今回はナラティブディレクターのケビン・ショートの存在も大きい。

「『SYNCED (シンクド)』でうれしいことの一つは、以前も一緒に働いたケビン・ショートとまた一緒に仕事ができることなんだ。彼の仕事の姿勢はとても徹底していてディテールにこだわる。今回、キャラクターやゲームの世界観だけでなく、テンセント、そしてケビンとがっちり仕事ができること、全て含めて楽しんでいるよ。ゲームの仕事はこうでなくちゃ、と思わされるね。」

『 SYNCED(シンクド)』は2023年にPC版でリリースを予定している。

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